一つの楽器の音の追求

2026年5月9日

ピアノという楽器は、いつの日か今日のピアノに落ち着いたのですが、それまでには長い歴史がありました。打鍵鍵盤楽器というからには打楽器であり弦楽器であり鍵盤楽器であるという起源を持ち、それが一つの楽器として統一されたのですが、一朝一夕にして三つの起源がまとまったわけではありません。
打楽器であるので太鼓が起源になっていますから古く遡ることができます。一方弦楽器であるということはギリシャの時代にヘルメスが亀の甲羅に牛の腸で作った弦を張って作ったリラという楽器が起源と言えますから、打楽器からすれば新しいことは新しいと言えます。ピアノと同じ鍵盤楽器であるチェンバロは弦を独特の爪で引っ掻くのでピアノとは違い打鍵楽器ではないのです。弦を叩くことで音の強弱の幅が拡大されてダイナミックな表現が可能になり、弱音であるピアノと大きな音を意味するフォルテが思いのままになるということで、ピアノフォルテという名前の楽器となり、いつの間にかフォルテの方が省略されて、ピアノという名称でおさまったのです。
チェンバロもピアノも鍵盤楽器でありながら、実際は相当違う楽器だと言えます。オルガンも鍵盤楽器であるのですが、弦を持たないで、パイプに空気を通すことで音を作りますから、楽器としては鍵盤楽器でありながら別のジャンルに属しているのです。
ヴァイオリンも同じように長い歴史があります。弦を張っているのでギター属の楽器と同じ様に

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