今年の意外な誕生日プレゼント
誕生日を迎えると、そこには必ずプレゼントがついてくるものです。
どうでもいいものが嬉しいものだったりすることがあるので、毎回とても楽しみにしています。あれがほしいとかいうことは一切言わないことを建前にしています。。
二番目の息子のたくみから誕生日に「ようやく半分が終わっておめでとう」という祝辞をもらいました。思わず「面白い」と膝を叩いてしまいました。とは言え、すぐに後半の七十五年をどうするのかと面食らってしまいました。息子曰く「あまり深く考えたわけではないけど日本人は長生きだから出来るんじゃないか」ということでした。七十五という数字を新たに考え直させてくれた楽しい祝辞でした。
長男のいずみは、七十五歳にちなんで「七十五の質問事項」というものを贈り物にしてくれました。親子なんて、特に父親と息子なんてそんなに会話がある間柄ではないのが普通です。こ多分にもれずに我が家でも、私の父親の葬式の時に、私が子どもの頃どんな風に育てられたのかなどと話をした覚えはありますが、親子というのはひじように近い人間関係を作っているにも関わらず、ほとんど肝心なことについては素通りしているのではないかと思います。
小津安二郎という映画監督が家族ということについて事細かに映画化しています。この姿勢については映画界でも意見が分かれているものですが、一般論的に語ることで済ましている中、小津安二郎は徹底的に角度を変えながら家族の関わりを映像化していました。映画が観念的になり、抽象的な方に傾く中、人間の根本である家族の関わりを映画化する中で方程式を作り出している小津さんの映画作りに改めて感動しています。
長男のいずみからの七十五の質問は、答える中で自分が生きてきた姿を半ば他人の目で見るように眺めさせる不思議な働きがあり、まだほとんど質問に答えていないのですが、もしかすると書き進むうちに自分の新しい発見があるかも知れないとワクワクしています。






