「ヤドリギと欠伸」の紹介

2024年3月30日

ピアニッシモに連載したドイツでの生活を綴った文章を、ライアー・ゼーレの社長小沼喜嗣氏が編集して「ヤドリギと欠伸」というタイトルで本にしてくださいました。写真がふんだんに使われた綺麗な冊子的な本です。まだ二ヶ月ほどですが、いろいろな反響が寄せられています。

皆さん欠伸をしながら読まれたり、熟読されている方はすぐに睡魔におそられて深い眠りに入るということで、あの本の役割は少しずつですが果たしているような印象を持っています。

自伝を書くつもりは頭っからなかったのに、自然発生的に自伝的なものにまとまっていたものです。そのためか読まれる方にしても力まずに読めていいのではないかと思っています。文章が軽いタッチになって読みやすくなったのは、他でもない編集をしてくださった小沼喜嗣氏のおかげですのでいくら感謝しても足りないほどです。

あの本の持つ「軽み」を味わっていただけたら嬉しいと思っています。電子書籍にしていないところも重要な点です。内容的には軽みなのですが、手にしていただいて、本という重さの中で活字を味わっていただきたいという狙いがあります。本には本の良さがあると思っています。

当初は恥ずかしいという思いもあったのですが、いざ出版されてしまうと、全ては読み手が決めてくれることだと腹が据わってしまいました。できるだけ多くの人の目に触れてほしいとも願うようになっていますので、いろいろな方に紹介していただけたら嬉しいです。

 

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