好きなことをする

2017年3月17日

好きなことをする。
好きなことをしなさい。
耳にタコができています。
聞こえはいいです。が、そう生きている人、そう生きた人は正直どの位いるのでしょうか。
ゼロでしょう。

発想が間違っているので、
それに該当する人はいないということです。

好き、これは片思いで、
片思いでは結婚できないのです。
両思いでなければ結婚に至らないのです。
しかし、よく見ると両思いも片思いが二つなんてこともあるのです。
その場合はじきにほとぼりが冷めるので離婚します。

長年付き添った夫婦
普段着の着物姿のお年寄り
年季の入った職人の働く姿

好き、これはパックされた既製品とは違ってお金で買えないものです。
時間をかけて作らなければなりません。
好きになる。
これが、私たちがいつも口癖の様に言っている、好きの正体です。
時間がかかるものなのです。
はじめっから好きがあるわけではないということです。
好きになる、好きを見つる、好きだと気がついた。

自由も似ています。
自由が既製品で、スーパーでパックされ売られているのなら
自由はとっくに廃れています。
不自由と戦いながら獲得するので
しかも獲得した瞬間にだけ手応えのあるものなので
自由に憧れるのです。
自由を垣間見た瞬間不自由がどこからともなく出現し
不自由との戦いが続きます。
不自由と戦っている時が一番自由かもしれないと
皮肉ってもあながち間違いではないかもしれません。

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