旅立ちの日、そしてモーツァルト

2022年2月6日

私には母の旅立ちの日が近づいているように思えてならないのです。

そんな中久しぶりに音楽の海の中を泳いでいたいと思う気持ちが湧いてきました。母との思い出のあるモーツァルトを聞いています。当時一番聞いていたのはピアノ協奏曲でした。

モーツァルトのピアノ協奏曲は一時期本当に好きで、それを聞いているとモーツァルトの幸せを感じたのです。経済的生活環境は困窮し大変だったので、物質的に幸せを享受できていなかったと思われますが、ピアノ協奏曲には音楽で幸せを感じていたモーツァルトがいます。至る所に天上的な伸び伸びした明るさが現れてきます。素直に一緒に喜べるのです。この音楽が今の母に相応しい音楽のように思えて、しばらくご無沙汰していた懐かしいモーツァルトのメロディーを満喫しています。21番のハ長調の第二楽章を聴いた時には目頭が熱くなってしまいました。モーツァルトの音楽は音楽のオーラと呼びたくなるものがあります。包み込む響きがオーラのようです。

モーツァルトの「天上的かるみ」を聴きながら、母が一番行きたいところに行ってくれたらと願うだけです。

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