水の力
2026年8月27日
水に浄める力があることは様々な神話に見られます。日本の神話ではイザナギノミコトが亡くなった妻のイザナミノミコトを黄泉の国に迎えに行くのですが、黄泉の国の食事をしてしまった妻を連れ戻すことができず、命からがら黄泉の国から帰還した際に、川の水で両目と鼻を洗ったときにアマテラスオオミノカミ、イザナギノミコト、ツキヨミノミコトの三柱の神様がお生まれになります。
浄めと誕生が水によって同時に行われた珍しいケースですが、水には両方の力を持つことは神話の世界を見ると至る所に登場するモチーフです。
日本独特の方位の考え方中にあるお水取りのことはあまり知られていません。方位のよい方角の水を飲むことで、病の治療のみならず、運気をも高めることができるというものです。風水とも共通するものですが、水を飲むことに大きな意味をみていることは方位学独特のものです。
水は岩などと違って器によって何にでも変容できます。どんなカタチにもなれるのです。全く自己主張がないのです。岩石のように自らのカタチに執着しないのです。それでいて水が流れとなって岩石を押し流し砕いて果ては丸っこい石に変えてしまいます。
水の持つこうした浄める力、産む力、何にでも変容できること、自己主張がないことは、堅い岩をも砕いて丸くしてしまことは今の時代に欠けているものばかりです。
水への畏敬の念を持つことで変われることが山ほどあるように思えます。
たかが水されど水のようです。
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仲正雄ブログ






