続時空を超えて 

2023年5月10日

五次元は耳慣れない話ですが、今の人は、特に若い人たちはもう立派に五次元人です。いや私の世代ももう随分巻き込まれているのかもしれません。

時間も空間も無視して仕事ができるなんて、満員電車に詰め込まれて職場に向かっていた少し前までは考えられないことでした。今はまだ特殊な人しかその恩恵に預かっていませんが、もうしばらくすると、五次元式な働き方が急増するに違いありません。それも猛烈なスピードでです。百年前に人間が月にゆくことなんか夢のまた夢だったように、二十世紀の人にはこんなネットの世界は想像もできないことだったはずです。それがわずかの時間に変化してしまうのですから、まさに今までの時間と空間の概念は今はまだしも、近い将来は通用しないものになっているのかもしれません。

しかし人間は時間と空間とで地に足がついているのですから、そこを無視しても宙に浮いた存在になってしまいますから、五次元に引っ張られる一方で、三次元四次元にしがみ付いていなければならないのです。五次元と言えばそれはもう立派に霊的です。そもそも霊的存在である人間、人というのは「霊(ひ)が止まってる、ひと」ということですから、霊的なものと物質的なものの間を繋ぐ役を担っているのです。

新世代の到来は人間だけの力で全てがおこなわれているわけではないということです。棚からはぼた餅ではなく、積極的にこの所に意識を向け働きかけることです。まずは毎日の生活から五次元的にしてゆくことです。自分以外の力の存在を感じることです。多くは他人を通してやってきます。そして食べた時に味を感じるように、私たちの行動をただ目的とか、儲けだとかだけでなく、損得なしの味を感じることです。純粋に感覚的にです。

 

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