幼児期を見直す

2026年8月25日

幼児教育から大学院生の教育まで教育システムは幅広く網羅されています。このように教育対象は年の幅が広く開いていて、それらを教育と一派一絡げには扱えることをはばかってしまうほどです。
一般には年齢が高くなるほど教育という仕事は高尚になるように思われています。鼻垂れ小僧を相手にしている幼稚園、保育園の先生より大学院生を相手にする大学の教授のほうが立派に見られているのではないかと思います。お給料も比べものにならいくらい違いますし、社会的なステータスがちがいます。大学の教授のほうが銀行から沢山融資を受けられる現実が物語っています。
しかし教育を受ける側をクローズアップすると、年齢が低いほど恩恵が大きいという事実は今日では忘れられてしまっていることに気づきます。
私たちはゼロ歳時点で受けた教育の恩恵に預かっていたのです。ただそれはシステム化されたものではありませんから見ないだけに過ぎないのです。しかしそれは押しも押されぬ立派な教育で、ゼロ歳と言う一番若い時に受けた教育が一生のうちで最っとも大きな力を、人生を生き抜くためののものを私たちに与えていたのです。
ゼロ歳の時に受けた影響は、普通に教育と呼んでいるものと比べるとあまりに原始的です。教育以前と言いたくなるものです。ところが実際の影響力からすると、年齢が高くなったときに受ける高等教育の何十倍も何百倍も大きいのです。
この事実は教育が社会のための道具となりさがってしまった時点で教育の本道から外されてしまったのです。
人間を育てる教育を考え始めようとしている現代にはとても大切な観点がゼロ歳から始まる教育は持っています。
その時受けた恩恵は記憶のなかであまりに深い深層に横たわっているため実際に感謝できないでいるだけなのです。私たちが日常私と感じているものの大半が感謝するにも感謝できないほど深いところに根っこを張っているのです。この事実はもっと明るみに出されて語られるべきもののように感じています。

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