久しぶりです

2023年6月14日

ブログに向かう時間がなくて、前回から少し空いてしまいました。

この間ほとんどブログのことを考えずにいたので、今日は新鮮です。と同時に焦点を定められずにいるので、話がどこへゆくのか心配でもあります。

 

今は逗子の家を売ることになり、そのことであれこれと考え動いています。

この家は一戸建ての一軒家です。私の両親が兄夫婦が残した甥っ子を、彼が七歳になった時に引き受け、私たち兄弟と一緒に暮らしました。私の従兄弟にあたる彼は成人してから統合失調症になり独立できないダメ彼との共同生活のために二た家族が住めるように、ガス、水道、電気は別メーターで、しかも台所とお風呂場とトイレがそれぞれに別べにあるため、両親と甥っ子との生活が終わった今となっては、一戸建ての家としては二つに分かれていることで売りにくいと言う思いで、単なる不動産的売買ではない形を探っていました。と言うより一戸建てとしては売りにくいので、何かアイデアはないものかと、現実離れしたことを考えていました。

ラッキーにも今年の初め不動産の他に文化的な方面にも活動の場を持っている人と出会いました。彼が我が家を見にきてくれて曰く、「この家は普通に売買するのは勿体無いです、このような変わった物件を探している人というのは数は少ないですがどこかにいるはずです、そこに方向を向けましょう」。

それを聞いて今までのネガティブな思いが吹っ飛んでしまいました。一軒家にこだわっているとなかなかそう言う発想には至らないものです。ネガティブがポジティブに変わった瞬間でした。私としても、この家がただ単に人手に渡ると考えるより、買っていただいた方と何か共有でき、それが文化的な働きの手助けになれるのなら、願ってもないことです。

一時は日本に自分の居場所がなくなることが寂しくて、まるで足場を取られてしまったように感じていました。もう日本に来る機会がなくなってしまうような感じさえしていました。ところが家が無くなると聞いた方が、救いの手を差し伸べてくださって、今は新しい居場所にできそうな感じがしています。逗子という一つの場所ではなく、離れ離れのいくつかの居場所というのもまた楽しからずやという感じで嬉しい限りです。それを講演会の流れとどのように組み合わせるかが今後の課題です。

日本への観光客数がコロナ以前の年間三千万に戻りつつあります。それどころかこれからはさらに増えそうで、それに伴い今まで外国に住んでいる日本人も外人並みに使えたジャパンレールパスが使えなくなりそうなのです。そうなると今までのように便利に日本中を駆け回ることが軽費でできなくなりそうで、それによって主催者たちの交通費の負担が大きくなるので頭を痛めています。加えてドイツと日本の往復の飛行機代が大幅に値上げしていますから、公園の謝礼で賄える規模ではなくなっています。ということで現実は容易ではありません。

いずれにしろ新しい取り組みを考えなければならない時が来たようです。体力的にも今までのように飛び回ることは控えなければならないという制約も加わってきています。こうした中でどのような形でこれからもみなさんとの出会いが持てるのか楽しみです。どうぞよろしく。

コメントをどうぞ