ライアーとシューベルト その二

2013年3月22日

ライアーにもシューベルトにも関係のないことを書きます。

 

映画のラ・ミゼラブルを見ました。

映画が終わって、心の中ではブラボーと叫んでいました。

小説の内容に感動したというよりも、映画づくりに共鳴したのです。

始めから終りまで歌だったことです。

 

セリフであの映画を作っていたら、原作者ユーゴーが言いたいことが半分も表現できていなかったのではないか、そんな気がします。

セリフにはどうしても説明が入り込んでしまいますし、映画という手法はそのことにあまり長けていません。

セリフでは中途半端になってしまうところが、歌では違っていました。

感動したのは歌が持つ大きな力にです。

 

飛躍した話しになりますが、音楽は歌から始まったということを今更ながらもう一度確認したという次第です。

そして、音楽はまたいつの日にか歌に帰って行くということも、心の中で確信していました。

歌は意味以上のものが表現できるのだということを今回の映画から学びました。

歌、万歳!

 

この感動は今回の録音にもきっと生かされています。

歌についての新たな自信が、準備を支えてくれます。

もっともっと人間は歌わないといけない、そんなことも感じています。

 

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