誕生日を祝う色々な誕生会

2023年4月24日

昨日4月22日は亡くなった父が生きていれば102歳で、同じ日に生まれた孫娘の5歳の誕生日でした。

こちらで生活をしていると、嫌でも誕生日に付き合わされます。私自身は誕生日を祝いたくないのですが、周囲が何かしないと機嫌が悪いので仕方なくそれらしきものをやりますが、プレゼントだけはお断りしています。

本当に私にプレゼントしたいものがあるのなら、いいのですが、誕生日用の贈り物コーナーで買ったようなものを持って来られても置き場なんかないので、お断りなのですが、なんだかんだと理屈をつけて持ってこられてしまい困ることが多いのです。

 

それにしてもなぜ誕生日にプレゼントがつきものなのでしょうか。

思うに、キリスト教の中の、イエス誕生に際し現れた三人の賢者がプレゼントを持参したことに端を発しているのかもしれません。ただ今の消費型経済の勢いが余っているの中で誕生プレゼント合戦はまさに窒息寸前で洪水の中を泳いでいるようなものです。孫娘は40以上のアイテムに埋もれてご満悦なのですが、老婆心から言えば、なんとも言えない光景で、これがこのまま続いたらこの子たちの人生はどんなものになってしまうのか心配になってしまいました。

 

ドイツでは誕生日を派手に祝う人がとても多く、誕生日をごく地味に過ごした私としては、どのようにその派手さと付き合っていいのか毎回招待状をもらうたびに面食らっています。そんな誕生日の毒に当たることが多い中、特にエゴ丸出しの誕生会が多い中で、人生を共にしてくれだ友に感謝の気持ちで催す誕生会は気持ちのいいものです。誕生会の主催者の周りに集まった人たちと、その人について語り合いながら、一つの人生が刻んだ足跡を辿れるのは、他では味わえない手応えのあるとても貴重な時間です。

 

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