オンライン講演会の準備としてのブログ

2021年1月31日

講演会の準備はし過ぎると講演台に立ったとき、あがって足が諤々震え出します。うまく喋れるだろうかと心配になるからです。準備のし過ぎは禁物です。まさに過ぎたるは及ばざるが如しなのです。

講演で話をするときは少し緊張して人の前に立つようにしていますが、足がガクガクするのは講演には必要ない緊張です。適度の緊張は話を引き締めてくれます。緊張がないと井戸端会議の延長でダラダラしたお喋りになってしまいます。

人の前に立つときに生まれる緊張は経験がありますから自分で作れるのですが、人のいないところでどのように緊張を作ったらいいのか、あるいは緊張しすぎないようにするにはどうしたらいいのか、今模索しています。

 

一つの解決策は、話す内容に対しての自分なりの確信だろうと想像しています。自分に対しての信頼が、話している間の自分を支えてくれるであろうと想像します。

昨年の暮れ、そして今年に入ってからブログを意識的にほとんど毎日書いてみました。テーマはそのとき浮かんだものが中心です。講演している時というのは話しながら頭の中を色々な想念が浮かんでは消えて行くもので、そんな時は会場の雰囲気、そして目の前で話を聞いてくださっている方の顔が話を食い止めてくれています。しかしオンラインではその役が丸々抜けますから、自分で話が勝手に何処かにゆかないように食い止めておかなければならないと考えたのです。

ということで、頭に去来する色々な思いを予め一度言葉にしておけば、それが話している時にひょっこり出てきてもコントロールしやすいのではと考えて、ブログという場をお借りして吐き出してみたのです。テーマに統一性がないのは、思いつくまま書いたことが原因しています。今自分で書いたものを思い出せるかといえば思い出せるものもあれば、忘れているものもあります。それが大事なのではなく、話している時に不意をついて出てきてしまうものを前もって自分で言葉で整理しておけばという考えです。一度整理しておくと、突然出てきてもこちらにはガードありますからカウンターパンチを避けられるのです。このカウンターパンチ、実際に講演中にもらうと結構効くもので、話しがぐらつくことがあります。線路のポイントが切り替わったようなことになるのです。最悪の場合脱線するかもしれませんが、幸い私の場合は今の所ぐらつく程度で収まっています。実を言うとそれはそれで面白いのですが、聴衆が前にいればの話で、コンピューターに向かっては予想がつきません。それで準備ということでブログを立て続けに書いて、日々思いつくことを言葉にしたわけです。内容の完成度はとりあえず無視した形で書きましたから、荒っ削りのものが多いと思います。講演が終わったら読み返して、補うところがあると思うので補います。お時間があれば読み返してみてください。

いまはおかげさまで自分の中が随分軽くなりました。

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