パンを切る

2017年5月4日

ペットボトルのお茶の話を書きましたが、ドイツでも似たようなことが起こっています。

ドイツではパンが主食と言われるほどパンが食文化の中心にあります。そのため人生の知恵がパンに喩えられて色々に言われています。その一つを紹介します。
パンがちゃんと切れるようになったらお嫁さんに行けるとドイツでは昔から言われているのです。

しかし最近はどのパン屋さんもパンを切る機械を備えて、お客さんの希望に答えられるようになっています。つまり家でパンを切るのが面倒くさいから、買った時にパンを切ってほしいというお客さんが増えているようなのです。実際にパンを買うと、即座に「切りますか」と聞かれます。お店の人はサービスだと思って聞いているのです。家でパンを切る手間が省けるわけで、これも便利の一環なのでしょう。
親が子どもの前で手本を見せてあげないと、子どもはいつまでたってもパンが切れるようにはならないでしょう。パンを切る練習をする場がないわけで、そうなると女性はいつまでたってもお嫁さんに行けないということになります。

最近女性の結婚願望がとても低いと聞きますが、パンが切れないことと少しは関係があるのでしょうか。

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